5月1日から始まったインターンシップ生の受入れは、7月
12日に終了しました。2ヶ月半は、長いような短い時間でした。
当然のことながら、2ヵ月半の経験では、デザイナーの仕事の
ほんの一部しか垣間見ることはできなかったと思います。
しかし、ペンで線を引くことさえままならなかったエンリコが、
2ヵ月半の間にどれだけ上達したか。10分の1ですが、
クレーモデルからプロトタイプを製作する工程をこなしました。
プレゼンの出来栄えのすばらしさ。自身の仕事をしながらの
指導は困難極まりなかったのですが、私の苦労は報われました。
彼は、本当によくがんばったと思います。優秀な成績で大学を
卒業し、カーデザイナーになる目標(夢ではなく)を
手にして欲しいと心から願います。
最近、大学や専門学校では、デザイナーに対し、スケッチを
教えません。スケッチはアーティストの領域だ、現代の
デザイナーはパソコンで仕事をするのだと思い込んでいるような
気がします。20年前の私の学生時代には、パソコン(パーソナル
コンピュータ)はパーソナルなものではなく、学校にもありません
でした。100%の時間をスケッチに費やすことができました。
しかし、今ではPCを使う時間が増えた為に、手描きスケッチの
時間がなくなってしまったのでしょう。不幸なことだと思います。
私がデザイナーとして、一番嬉しいと感じるときは、
言葉も文化も異なる人々の中にいて、自分の想いがデザインを
通して共有できたときです。絵は、文字や言葉と同様、
自分を理解してもらう表現方法のひとつなのです。
絵を具現化して、生活の役に立つものを提供する。
いい仕事です、デザイナーって。
NEP-D
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posted by サンティッロ フランチェスコ at 19:49|
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2009年7月